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また行きたくなる! 子供から大人までみんなの笑顔と活気が飛び交う場所。【土曜に楽しめるオシャレな市場。朝酌おはようございますモーニングマーケット(AOMM:あおむむ)へ。前編】

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最近、松江では、地域の賑わい作りから朝市が立つことが多くなりました。その中の人気のマーケットの一つが「朝酌おはようございますモーニングマーケット(以下、AOMM)」です。その魅力の理由に迫るため、当日の準備から本番、撤収までを追いかけます。

AOMMは、毎週第3土曜日 8時〜10時に行われている、松江の中心部から少し離れた矢田の渡船乗り場で開催されているマーケットです。2021年5月から開始され、現在10回目です。

運営スタッフは、「矢田の渡し」を朝酌地区で経営している団体・矢田渡船観光と、そのメンバーでもある若手グループ・「どっこい舎」、マーケットに共感して集まるお手伝いさんによって構成されています。

めちゃくちゃ早い! AOMM運営スタッフの朝。

運営スタッフおそろいの特製サコッシュを身につけて気合を入れるメンバー。

アスファルトと砂利の混じった矢田の渡し付近の駐車場。片側が山、片側が大きな川のだだっ広いスペースに当日6:00になると運営スタッフ10名ほどが続々と集まります。「どっこい舎」メンバーであり、建築家の梶田さんが設計したオリジナル什器を15台ほど組み立てます。

黄色いクルーズの船着場の周りに、木製什器を立てていく

什器をすべて設営するのに1時間半ほどかかります。

出店者さん、お客さまどちらも気持ちよくマーケットの時間を楽しめるようにと、早朝にもかかわらず、和気あいあいと準備をされていました。7:30頃になると続々出店者が集まり、各々出店準備をしていきます。準備はスタッフも手伝います。

8:00から本番! AOMMスタート。

7:45頃に全体朝礼。当日の出店者さんは総勢17店舗。子供から地元のお年寄りまで幅広い層が集まりました。運営スタッフも含めて計30名、マーケットの一角で輪になって集合し、一人ひとこと今日の意気込みなどの挨拶をして、スタート。

朝礼の様子。

さあ、もうオープン直前。続々とお客様が集まってきます。松江市内や遠方からAOMMを目当てに車で来られるお客様も珍しくなく、スタート時は車がいつも一杯の状態になります。多くの方がスムーズに車を止められるよう誘導されているのが地元の自治会、「矢田の賑わいづくり委員会」の方達。法被を着て、気合十分で臨んでいます。

8:00〜ついにマーケットの本番開催。運営スタッフはお声がけするなどして出店者さん、お客様が気持ちよく過ごせているか、丁寧に対応していきます。

お客様は若い子育て世代が中心で、出店者さんたちとの会話を楽しみながらお買い物をされています。毎月マーケットの雰囲気を楽しみに来る常連さんや、出店者同士の会話も弾み、みんなの笑顔と活気が飛び交います。AOMM は、朝酌地区からはもちろん、広い範囲からの出店者を募っており、地域内外の人が自然に交流できる場となっています。

地元のベテラン農家さんと、新しく出店した若手の農家さん。今年の収穫の出来などお話している様子。

マーケットには毎月採れたての朝酌の農家さんのお野菜が季節ごとに並びます。どれも新鮮でお値段がお手頃のものが多いです。

また、最近AOMMでは『AOMM KIDS AKINAI:あおむむ キッズ あきない』という新しい試みもしています。子供が親やAOMMスタッフのサポートを受けつつも、店主となって接客やお金を生み出すことを経験するという内容のものです。子供たちは大人に混じってくじ引きや自分で作成したバッジなどを売りながら、嬉しそうにお客様とやりとりしている姿が印象的でした。

お買い物を楽しんだらクルーズ船へ。お子様連れに人気。

マーケット中は矢田渡船もワンコインで乗れる「モーニングクルーズ」として運行し、無人島の狐森島まで往復します。子どもも楽しめるよう、また、お客様のマーケット滞在をより楽しんでもらえるような趣向をこらしています。

矢田渡船観光のメンバーによって鮮やかな黄色と茶色に塗り替えられた船には、クルーズを楽しむお子様連れがたくさん乗り込みます。

当日は朝酌地区の矢田渡船観光の代表、米原さんが自らチケットもぎりを行っていました。
AOMMの取り組みに対して、地元のベテランも応援しているのに懐の深さを感じられます。

朝酌地区に新しい風を吹かせてくれる若者が微笑ましい、と笑顔の米原代表。

10:00 マーケット終了。お客様が引いたら最後に終礼をします。今日の良かった点や、反省点、次回に生かしたい点などを一人一人共有します。朝礼、終礼があることにより、マーケットの一体感が生まれています。

終礼後に出店者は徐々に撤収し、スタッフはまた木製什器を解体し、元の広い駐車場に戻ります。長いようであっという間の2時間でした。

終礼をしてマーケットの振り返りをする。

マーケットの初めから終わりまでを見て、お客様がマーケットでの1日の充実したスタートが過ごせるよう、運営スタッフが早朝から什器を組み立てたり、さりげない配慮をしているところからマーケットの魅力が生まれているのだと分かりました。AOMMに来られたら、買い物だけでなくぜひ農家さんや出店者さんと一緒に会話を楽しんでいただきたいです。きっと素敵な土曜日の始まりを過ごせるでしょう。

後編は運営スタッフのインタビュー、AOMMの成り立ちの秘密についても迫ります。

AOMM
(朝酌おはようございますモーニングマーケット、略して【AOMM】)
場所:矢田渡船乗り場 松江市朝酌町1007−1
開催日時:毎月第3土曜日の8:00〜10:00
(開催は天候により中止になる可能性もあります、詳しくはAOMMのFacebook、
AOMMのインスタをご覧ください)
AOMMのFacebook:https://www.facebook.com/AOMM-105565458353324/?ref=page_internal
AOMMのインスタ:https://www.instagram.com/aomm.morning/

カワモト タマコ

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東京都出身。「島根県の工芸、技術を次の世にも伝えていきたい!」と一念発起し、グラフィックデザイナーから松江市協力隊の松江工芸の魅力を伝える仕事に飛び込む。出...

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